子どもが泣くのは、いろんな場合があります。
悲しいとき。
痛いとき。
怖いとき。
不安なとき。
悔しかったとき。
怒っているとき。
疲れているとき。
眠いとき。
お腹が空いているとき。
・・・
それらの、自分にとって喜ばしくない状態を、
「分かって欲しいよ~!」
「何とかしてよ~~!」
と、一生懸命、訴えている状態。
まだ幼いために、自分の気持ちを「言葉で」うまく表現できないので、泣くことによって表現しているんですよね。
泣いて泣いて、発散して、気持ちを受け止めてもらえたらスッキリするんです。
その時のポイントは、子どもの気持ちを察して言葉に出す、「代弁する」と良いのです。
「今日は疲れちゃって、もうイヤなんだよね。分かる分かる」
と。
具体的な言葉にした上で、「その気持ち分かるよ」と、受け止める。
そうすると、「あ、自分はそういう事で今イライラしているんだ」と客観的に捉えられますし、「お母さんは分かってくれた」と安心します。
安心したら、泣く必要がなくなるので、元気になります(・∀・)
だけど、泣いてもうまく受け止めてもらえなかったり、逆に叱られたり、無視されたりすると、余計に悲しくなって、そのうちに何がなんだか本人でも分からないくらいエスカレートして、大号泣になってしまったりします。
時間も余計にかかるし、泣くほうも、対応するほうも、クタクタになってしまいます・・・(T_T)
カンシャク泣きがひどくて、まるで虐待を受けているかのような泣き方をする子もあります。
1時間も2時間も泣き止まない、という場合もあったりします。
そうなると、相手をするのもしんどくてイライラしてしまいますが、それでも子どもが「泣いて表現できている」ということは、自分を出せているので、そういう意味ではとても良いことです。
相手をするのは大変ですが、その場その場で、「代弁&受け止める」を意識した関わりを続けてゆけば、子どものほうも成長とともに言葉で表現できるようになり、カンシャクもおさまってきますし、「こんな自分でもここにいていいんだ」「大切な存在なんだ」と思えるようになります。
一番心配なのは、子どもの「泣き」を、全く無視した関わりを続けると、泣くという表現そのものが消えてしまいます。
無表情で、泣かない子どもです。
それは、泣くことを諦めてしまった状態。
ここまでくると、非常に自己肯定感が低下して、心に大きな傷を負ってしまっています。
「泣いても無駄なんだ」「自分は誰にも助けてもらえない存在なんだ」「自分は大切な人間じゃないんだ」「 自分は要らない子なんだ」と・・・。
そういう幼児期を過ごすと、成長してからも、心身症や過食症や拒食症になったり、リストカットを繰り返したり、うつ病などを患ったり、とても苦しい生き方になってしまいます。
人生の土台、心の成長の土台となる「自己肯定感」を育む、大切な大切な幼児期。
子どもが泣くのは、意味のあること。
「痛かったねぇ」
「いじわるされて、悔しかったね」
「疲れて眠くて、イライラしちゃうよね」
と代弁し、
「その気持ち、分かるよ~」
「そういう気持ちだったんだね」
と受け止める。
更に
「大丈夫、大丈夫」
「大泣きしちゃったけど、ママは○○ちゃんのこと、大好きだよ」
と言って安心させる。
ここまでできたら素晴らしい!!!
抱っこしたり、笑顔でヨシヨシしたりするのも、言葉以上に、とても大事。
こういう事が自然にできるママに、私もなりたいと思います(´∀`*)