導入期は、ピアノを弾くだけでなく、さまざまな教材を使って、いろんな角度から基礎を学んでゆきます。特に、小さなお子様は集中力が続きにくいため、楽しく遊びながら学べるよう、工夫しています。
また、何よりもこの時期は、ピアノが楽しい、という気持ちを育む大事な時期だと思います。
たとえ小さな事でも、できるようになったことがあれば、その進歩をともに喜び、あたたかい言葉をかけ、もっと頑張ろうという気持ちを引き出せるよう、心がけています。
また、ふよみや楽典の学習と平行して、早い時期から5本指をたくさん動かす教本を使って、指の独立を促します。
小さいお子さんは、好みや能力の違いが大きいため、必ずしも、全員が同じものをやるのではありません。ゲームや遊び学習をほとんどやらずに、初めからたくさんのピアノ曲をこなしてゆく生徒さんもあります。お子さんの状態や力量、気持ちなどを考慮し、一人ひとりに適したレッスンとなるよう、毎回、よく吟味して取り組んでいます。
導入期を過ぎると、大体は、ピアノの教本を数冊併用して学習する事が多くなります。
音符やリズムの学習が終わり、一人で譜読みができる状態になっています。
この頃になると、補助的な学習は不要となり、レッスン時間の全てがピアノ実技となります。
精神的にも成長した生徒さんと、スムーズなレッスンができるようになります。
ハノンやピシュナを使って、丁寧にテクニックを固め、ギロックやブルグミュラーやプレインベンションで音楽性を磨きます。やがて、ソナチネ、ソナタ、ショパンへと続きます。
息抜きに、好きなポピュラー音楽をやってもいいです。
学校のピアノ伴奏を任されたりして、ますます楽しくなり、自信をつけてゆく時期です。
将来、音楽の道に進む可能性のある生徒さんには、聴音ソルフェージュ楽典のレッスンも別に行います。上の先生を紹介させて頂くこともあります。
しっかり練習する子と、練習をしない子と大きく差がついてゆきますが、基本的には本人の気持ちや、ご家庭の方針を尊重してゆこうと思っています。
いずれにしても、どの子も、「ピアノを習っていて楽しい」という気持ちが育めるように、全力で応援します!
また、年に一度の発表の場を設けています。
この時に、普段の教本を離れて、好きな曲や、現代曲にチャレンジする子もあります。
お母さんとの連弾に挑戦してくれる子もあります。
人前での演奏は、とっても良い経験です!
全くの初心者さんでも、大丈夫です。
毎年のステージ演奏を、一つの目標にしています。
(自由参加です)
大人の方の場合。
大人の方の場合は、まずよくご希望や目標を伺います。
将来の目標があった方が、モチベーションも上がります。
全く初めての方も、大丈夫です。基礎から丁寧にお教えします。
大人の方は、理解されるのが早いです。一方、指が思うように動かなくて困惑することもあるかもしれませんが、それはリハビリだと思って、くりかえし練習しましょう。素晴らしい脳トレになります。
過去習われていて再開される方には、どんな曲をどのようにやってゆきたいか、ご希望を伺います。
いずれにしましても、目標をもって、毎日の練習をした方がやる気が出ます。
ステージで演奏する機会もありますので、できるだけ参加して頂きたいです。
大人の方のレッスンは、毎週に限りません。月1、2回でもOKです。
生徒さんが、前向きにピアノ学習に取り組めるよう、精一杯頑張ります。