エリック・サティの有名な曲、Je te veux (ジュ・トゥ・ヴー)を紹介します。

ジュ・トゥ・ヴーとは、「お前が欲しい」とか「あなたが大好き」などと訳されますが、曲名としては、そのままジュ・トゥ・ヴーと呼ばれることも多いです。

この曲は、サティが34歳の時、アンリ・パコリの詩に曲をつけたシャンソンです。

こんな歌です。(女性版・途中まで)

あなたの苦悩はわかったわ
愛しいひと
だから あなたの望みを受け入れる
わたしの思い通りになってね
良識はそっちのけにし
悲しみも忘れて
二人がしあわせに過ごす
貴重な時間を望むわ
あなたが欲しいの


わたしは悔やまないわ
望みはただ一つ
あなたのそばで すぐそばで
一生 生きること
わたしの身体があなたの身体に
そしてあなたの唇が私の唇になるといい
あなたの心がわたしの心に
わたしの肉体のすべてがあなたの肉体となるといい

・・・

なんとも情熱的な歌詞ですよね。

これは女性のうたう「ジュ・トゥ・ヴ」ですが、男性版の歌詞もあるそうです。

また、サティ自身の編曲によるピアノ独奏版もあります。

今回、そのピアノ独奏版を弾いてみました。

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