導入教材の『ピアノランド』を使っていて、感じたことです。
真ん中のドだけの曲から始まって、進むほどに自然に左右に音符の数(音域)が広がっていき、はじめは無理のない進度で練習できると思います。
挿絵も可愛らしいし、パッとみて分かりやすい楽譜だし、ピアノランド1の、なんともいえない手書きのような線も味があって好きです。
曲の感じも、結構、いいと思います。
途中に短調もあって、なかなか。。
あと、簡単な伴奏付きなので、親御さんが弾ければ、親子で連弾が楽しめます。
4歳~6歳の初心者さんにいいのかな、と思っています。
ただ要注意なのは、17番に来て、いきなり難しくなります。
突然(!)、8分の6拍子が出てくるのです。
見た目も、8分音符の多い楽譜になります。
その前にも、8分音符はちょっと出ますが、タタのリズム。
4拍子で、タン、タン、タタ、タタ、というような・・・。
それにもまだあまり慣れていないうちに、6拍子の曲に、どう取り組むのがいいのか。
123、456、と数えて6拍子に慣れる。
そして、6拍子の、様々なリズム練習。
(リズムカードを使って、自分でリズムを作って打つ、というような)
実際17番は、四分音符と八分音符のセットの、タンタ、というリズムしか出てこないのですが、それだけ耳で覚えちゃって弾けるようになっても、応用が効かないので、次に6拍子で違うリズムが出た時に、途端につまづいてしまいます。
その時にまた教えて、耳で覚えて弾けるようになる、というパターンだと、自分で譜読みする力がつきません。
だったら、この際、8分の6拍子について、いろいろやっておいた方が、今は苦労するけど、あとで楽かなと思います。
この拍子のときによく出てくる、付点四分音符、八分音符、八分休符、なども、しっかり覚えて欲しいです。
そして、18番になると、両手で同時に弾くところが出てきます。
(それまでは、右手を弾いているときは左手は休み、左手を弾いている時は右手は休みです)
急に難しくなる17番、18番が、この教本の山だと思います。
一緒にこの山を乗り越えましょうね!