導入教材の、『ピアノランド2』の中には、なんと5拍子の曲が出てきます。
17番の、『ほしのたびびと』という曲です。
今、年長のお子さんが、この曲にチャレンジしています。
でも、急に出てきた「5」という数字を見て、「なんじゃこりゃ~?」と思ったかもしれません。
でも、あわてることはありません。
まず、拍子記号の意味を確認しましょう。
1小節の中に、4分音符が5つ入りますよ、ということ。
そんな変わった曲があるんですか?と思うかもしれません。
変わっているかどうかは置いておいて、有名な曲がコチラ。
ほら、聞いたことがあるでしょう。
それに、別におかしくないですよね。
5拍子は、2+3 あるいは、3+2 と考えると、拍が取りやすいです。
この曲のリズムは、チャンッチャン、チャンチャン なので、3+2 ですね。
なかなかノリのいい音楽なので、5拍子を受け入れやすい曲だと思います。
そもそも音楽というものは、作曲者の自由です。
古典音楽にはいろいろの作曲規定がありましたが、時代の変化によって、現代に近づくほど自由になり、いろいろの拍子が出てきます。
7拍子とか9拍子などもありますし、拍子記号の無い曲、なんてのもあります。
それどころか、五線譜も無い、音符も無い、なんていうのも出てきます・・・。
5拍子の曲が、導入教材に入っているなんて、さすがは新しい教本ですね。
面白いと思います。
5拍子のリズムが取りにくくて、弾くのに困っている方は、是非この曲、『スパイ大作戦~オープニングテーマ』を聴いてみて下さいね!
これで5拍子の曲も、こわくないはず!