私事なんですが、先日、長男が中学校に入学しました。(′∀`)
入学式に参加し、体育館に集まった制服姿の生徒達を見て、思い出したことがあるんです。
それは、約20年前にやった教育実習のこと。
私は、中学・高校の、音楽の教員免許を取るため、地元の中学校に実習に行きました。
その時の感覚が、ふわ~~~っと蘇ってきました・・・。
当時、私は22歳。
長い長い大学の秋休みに、3週間、教育実習の為、出身中学に通いました。
自分が中学生になった時は、小学生が幼稚に見えて、随分と大人になった気分でしたが、教育実習で中学1年生のクラスに入り、生徒たちを見て最初に思ったことは、「なんてかわいいんだ!」という事でした。
中学生って、こんな小さかったっけ?
こんな、単純だったっけ?(失礼!)
すごくあどけなくて、まだまだ子供じゃないか!(失礼!!)
私が中学の時は、不良っぽくてちょっと怖かった男の子も、大学生の立場から見ればかわいいもんで・・・全然怖くない。というか、かわいい。。。
自分が中学生に対して持っていたイメージと、大人になってから見る中学生の姿とのギャップに驚いたのを、すごく覚えています。
みんな、未熟な私を慕ってくれた。
最後お別れする時、すごく寂しかったなぁ・・・
最後、お別れ会をしてくれて、みんなから色紙をもらった。
男の子から1枚。
女の子から1枚。
それに、複数の手紙も。
数年前、私、「こんまり」流の片付けをしたことがあって、家の中のモノをかなり処分したんだけど、その時にも捨てられなかった、これらのモノ。
一人ひとりの特徴や、思い出をメモしておいたクラス名簿もとってある。
あの時の生徒たちは、今頃30代かぁ~。
私のこと、覚えていてくれる子もいるのかなぁ~。
色紙には、「良い先生になってね」とか、「授業楽しかったです。(有難う!)絶対に先生になってください。」とか、そういう内容が多くて、きっと生徒達は私が先生になりたいと思って、教育実習に来たと思っていたよね、そりゃそうだよね。
私も子どもの頃、そうだったもん。
教育実習にくる先生のタマゴは、先生になるんだと思っていた。
でも実際は、免許を取っておけば何かの足しになるだろう、取れるものは取っておこう、くらいの気持ちで実習を受ける学生もあるのです。。。夢を壊してすまん。
私も、学校の先生になる予定は無かった。
けど、実習を受けて、すごく楽しかったのは覚えています。
それと、当時の私は、子供はそんなに好きじゃなくて、どちらかというと無愛想で、子供にどうやって接していいのか分からない、どうやって実習をやればいいのかなぁー、と不安だったんだけど、いざ学校に飛び込んでみたら、意外にも子供がかわいいという感覚が芽生えてきたのを知らされて驚いたのも覚えています。
そして今、実際に親となり、子供かわいいの思いは、ますます募るばかりで、子育てハッピーアドバイザーにまでなってしまいました。
親となって見る中学生の姿は、また一段とかわいらしいのです。
みんな大人になって、幸せな人生になるといいな。
なんだか、そんな事を思いながら、ほんわかした気持ちになった入学式でした。