読譜力をつけるために、リズム学習もします。
呉暁先生の『リズムとソルフェージュ』という本を使っていましたが、 最初から8分音符が出てくるところや、両手打ちが急に出てきて難しくなったりするので、できる子はいいのだけれど、つまづいてしまう子もあるなぁ~と、かねがね思っていました。
それと、この本の後半はソルフェージュなので、恥ずかしがりで歌いたくない子もあるし、リズムとソルフェージュの進み具合がバラバラという事もしばしばあり、、、、リズムとソルフェージュは別の本になっているほうがいいなぁ、、と思ったり。。。
『リズムとソルフェージュ』シリーズは、本が手頃な大きさだし、問題集という感じで、シンプルで気に入っていたのだけれど、生徒さんによっては、こちらのリズムの本も使うようにしています。
これです↓
四分音符から始まり、二分音符、四分休符。
それから八分音符が出てきます。
この順番の方が、無理なく習得できると感じます。
それと、小さい子にとっては、リンゴの絵の説明が分かりやすいし、1問ずつシールを貼れるのも嬉しいポイントみたい。
ただ、本自体が少し大きくて重いことと、小学生以上にはちょっと幼稚に感じるかもしれない絵が欠点かな。
なので、1年生くらいまでかなぁ~、、と感じます。
2巻になると、両手打ちになります。
それも、少しずつ習得できるような順番になっています。
学ぶ順番は文句無しなんだけど、なにせ、使える年齢が限られるのが残念。
どちらの本を使用するかは、体験レッスンでの様子や、生徒さんの年齢を考えて、ふさわしい方を選びますね。
どちらの本も、リズム学習に素晴らしい本です。
ただ、どの教本にもいえることですが、その本の性格、特徴があり、一長一短であること。
その教材の特徴をよく知り、足りないところをレッスンで補う、講師の技量が必要だと感じます。
まだまだ研鑽しなければ・・・