この本を読みました。



こういう本、面白くて好きです。

私の理解できた範囲で感想を書いてみますね。

まず、ヒトのみが、未来のことを考えることができる。

チンパンジーでも、せいぜい1日先のことまで。

ヒトの脳は、「未来志向性」という優れた能力があり、将来に向けた計画、思考をし、努力することができる。

これを担っているのが、脳の前頭前野。

やる気を出すのは、ここからなんですね。

前頭前野が発達していると、人間性知能(HQ)が高くなり、いい事だらけ。

目的を持ち、未来志向的で計画的。
頭(地頭)がよく、問題解決能力が高い。
個性的で、独創的。
理性的で、強調的、利他主義。
説得や交渉がうまい。
優しくて、思いやりがある。
人間性が豊かで、社会的に成功している。
良好な恋愛や結婚ができている。
病気にかかりにくく、長生きする。

など。

逆に、HQが発達不全な人の特徴は、

無計画で刹那的。
勉強はできても、頭(地頭)が悪い。
状況依存的で、指示待ち人間。人の真似ばかりする。
衝動的で、自分勝手。利己主義。
他人の心や痛みがよく分からない。
人間性に乏しく、社会的に失敗している。
恋愛がうまくいかず、結婚できても失敗する可能性が高い。
統合失調症、各種人格障害になりやすい。
うつ病、各種不安神経症になりやすい。

など。

だそうです。
(太字部分は、本より抜粋)

なんだか不安になるような内容だけれど、昔から日本で定着してきた「読み、書き、そろばん」は、前頭前野を発達させるものだそうです。

ワーキングメモリを増やすそうです。

それプラス、魚を食べるからか、ハシを使うからか、日本人は世界で一番IQが高いらしい。

わぁ~、そうなんだ~、、すごいね日本人!

また、前頭前野を育てる良い方法として、昔はできなかったけれど、今はピアノが良いとも書かれていました。

譜面を見て左右の指を動かす、という一連の作業が、とても脳神経を発達させるようで、楽しんで弾いているままが、脳にも良いとは嬉しい限りです。

あと印象に残っているのは、「幸福感」は遺伝するということ。
へぇ~、という感じです。

あと、夢は、書くと80%かなう、とか。文字にすると、言語システムに大きな負荷がかかり、かなうように脳内コントロールされるとか。言葉に出すよりも、書くと良いそうです!

ほかにも、へぇ~、と思うことはたくさんありました。
関心のある方は、本を読んで見てくださいね!

あとは、心に残ったのは、著者のあとがき。
お湯を自分のところに向けてかくと、まわりに逃げてしまうが、まわりに押し出すとあたたかい湯が自分に返って来るよ、という著者のお母さんの話。
まさに利他主義。
でも、私もそう思っています。
周りを幸せにするままが、自分の幸せになるんだと。

このあとがきを読んで、より一層、澤口先生への敬慕の念が深まりました。(^ー^)

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