ハノンは、目的をもって練習しよう

子どもの頃にピアノを習っていたある方が、「ハノンが嫌だった」と言われました。

はい。。。確かにお気持ちは分かります。

ただ意味も分からずやらされるだけでは、つまらないし、嫌ですよね。

ハノンとは、作曲家の名前ですが、ハノンの書いた練習曲集が日本ではあまりにも有名で、その練習曲集のことを、通称『ハノン』と言われるようになりました。

正確には、ハノンピアノ教本、と言われます。

(全く、誰も言わないですけどね。)

こんな本。

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全部で60曲あるのですが、後半はスケール(音階)やアルペジオ(分散和音)で、これはピアノを学ぶ人には必ず必要なテクニックですので、誰も否定する人はありません。

問題なのは、前半の30曲くらいです。

こんな感じ。

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これが、みんな嫌なんでしょうね。

全く音楽的では無いし、機械的に同じ音型を、ただ上がって下がっての繰返し。

つまらないし、あまり意味がない、と海外ではあまりやらないようなのですが、日本では、テクニックの本としてすっかり定着しています。

だから、やったことのある人は多いと思います。

でも、やる意味も分からず、何に気をつけて練習するのかも分からず、ただ(我慢して)弾いているだけでは意味がない、とは言わないけれど、苦労多くして効果少なく、非常に勿体ないと思います。

せっかくのテクニックが身につかないどころか、これが原因でピアノ自体を嫌いになってしまったら、本末転倒で残念極まりない話です。

ハノンは、賛否両論あるけれど、あくまでもテクニック向上の為に、効果的に使えば、グッと上達するアイテムになります。

本の最初にも、目的が書かれています。

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5指が自由に動かせるように。

そして、弱い4番、5番が独立しているか、チェックするのに有効です。

5指を独立させるための練習曲としては、本当はピシュナがお勧めですが、独立しているかチェックするにはハノンが良いと思います。

弾く時は、余計な動きをしない。指をバタバタあげてはダメです。無駄な動きをすれば、それだけ無駄な力が入っているという事になります。ピアノは省エネで弾くのが大事です。

ハノンなんてやらなくても、好きな曲だけ弾いていても、ある程度はテクニックも身につくけれど、どうしても使う指が偏るし、部分練習などで指の訓練もできるけれど、どんな部分練習をすれば効果的なのかが分かるようになるのは、かなり上達してからです。

なので、否応なく、まんべんなく左右の5指を使うことになるハノンは、有効だと思います。

手首のことも書かれているけれど、これも結構大事。

フレーズごとに、ひとまとまりで、手首を楽にして、無駄な力を省いて弾く。

など・・。

いろいろと素晴らしい面のあるハノンですが、こういった目的を知らずに、ただ言われて渋々練習しても、身につくものは少ないですよね。

ハノンは、まず大前提として、「もっと上達したい」という気持ちが必要です。

ピアノを、本人の希望ではなく、半強制的に習わされている(!?)場合や、練習が進まずあまり本人に気持ちがない場合などは、無理にハノンはやらずに、楽しく続けることに重点を置きます。

じゃぁ、上達はしたいけど、練習は嫌、という人は?

うーん、やっぱり練習しないと、上達は・・・。

しっかり毎日、練習しましょうね。

もっと上達したければ、今弾けない曲も弾けるようになりたいなら、それも、素敵に弾けるようになりたいなら、漫然と弾くのではなく、練習の質も大事になってきます。

ハノンは、「上達のために必要なんだ」と思ってはじめて、前向きに取り組めるのではないでしょうか。

1曲1曲、どこがポイントか、教えますよ♪♪

頑張ろう~♪

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