ピアノを弾く時の手の形を教えるとき、こんな手作り教材も使っています。

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100円ショップで買ったボードに、スーパーボールを半分に切ったものを並べて、強力両面テープで貼っただけのものです。

ボールの色がまちまちですが、たまたま家にあったものを使ったので、こんな出来に・・・。(^_^;)

ボールの幅は、ピアノの鍵盤の幅に合わせると良いと思います。

この教材は、こちらの本を参考にして作りました。(アイデアを頂き、有難うございます!)

使い方。

このボールの上に、そっと指を置く。

その時、力を抜いてフワっと置くのがポイント。

ギュッと指先に力が入ってはいけません。

力が入ってしまったら、いったん腕を下ろして、ブラブラ~と脱力し、「おばけだぞ~」のポーズをとってもらって、そのままそっと手を置いてもらいます。

手を置いた時、いくら脱力が大事!といっても、寝ている時みたいにフニャフニャでは弾けないので、指を支えるための最低限の力は必要です。人差し指の第3関節、ここが一番の山と意識して。ここが支えの中心。ここが一番、高くなるように。(中心は中指だという人もありますが、私は人差し指だと思います。それについては、また後日・・・)

そして、指の形も確認します。

第1関節がつぶれていないか。

全ての指が、自然なカーブを描いているか。

理想の形になったら、「これが、ピアノを弾く時の手の形、指の形だよ」と教えます。

(本当は、ピアノを弾く手・指の形なんて、基本形に限定されず、出したい音色にあわせて自由自在に変化させるのですが、、、あくまでも、初心者に最初に教える時の話です。)

次に、鍵盤の上で、同じようにやってみます。

腕の力を抜いて、手の力を抜いて、指の力を抜いて、ふわっと置く。

でも、ちゃんと支えとなる山があり、指は自然にカーブになるように。

ピアノは、「きれいな形の手で」弾かなきゃならない、と本人が自覚できるように、何度も確認します。

このボードの上ではきれいな形が作れるのに、いざピアノを弾くと、形が壊れてしまうお子さんも多いですが、習い始めの頃は、特に小さなお子さんは、まだ支えができていないため、鍵盤を押そうとして指に余計な力が入ってしまって、指先の関節がベコっとつぶれてしまいがち。

そこは根気強く、「きれいな手で。」と言い続けてゆきたいと思います。

手の形をなおすためには、まずは、自分で気がつくことが大事なので、ピアノを弾く前に、このボードで確認してから弾いてもらう、という事もしています。

また、指の動かし方を学ぶために、このボードを使って、「トントン体操」もしています♪

それについては、次の記事で♪♪

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